症状の一進一退に一喜一憂してないで

「また痛みが(症状が)でてきました。。。せっかくよくなったと思って喜んでいたのに、また元に戻ってしまったんでしょうか?」

何度か鍼灸をさせていただいて、「だいぶ良くなりましたね」「もう少しですね」
なんて言っていた時によくあります。

症状には波があります。

そして症状の有無がイコール病状ではないという事を知ってほしいのです。
例えば鍼灸で痛みや症状が緩和してきても、また症状が出るときがあります。
その時にまた元に戻ったと思って非常にがっかりされる方がいます。
でもそうではありません。
症状には波があるから。
逆戻りしているのではありません。
振り子のように、良くなったり悪くなったりを繰り返しながらだんだん落ち着いてきます。
一見症状は大きく見えても、振り子の揺れ幅は小さくなっています。
症状は前より早く治まるでしょう。

またはらせん階段のように、
らせん階段はワンフロア登った時同じような場所に立っているように感じます。
見える景色がほとんど同じですから。
でも本当はワンフロア上の階にいます。
だから景色は上り始めたころと同じでも確実に進んでいます。
そうして少しずつ、少しずつ、治っていきます。

特にメンタル系のお悩みで鍼灸を受けられる方、
症状がまた出ても安心してください。
症状が出たり消えたりしながら次第次第に良くなっていきますから。
また、症状が劇的に良くなっても、
喜びすぎていけません。

振り子は一方に大きく振れたとき、
反対側にもまた大きく振れるものですから。

もう少したとえ話をします

昼があれば夜があります
昼が好きだ
夜が嫌いだ
と仮定します
でも変えようがありません
夜は嫌だなと一日中夜の事ばかり考えて
昼が来たからと言って大喜びすれば
夜になった時にその分がっかりしてしまいます。

しまいには昼間から、
「また夜が来たらどうしよう」
と不安でたまらなくなります。
昼も夜もずっと続くことはありません。
でも夜になったからって、
前の晩に戻ってしまったわけではありませんよね
確実に次の日に進んでいきます。

同じような景色でも、同じような一日でも
同じ日はありえません。
少しずつ少しずつ変わっていきます。
確実に進んでいます。
症状の波に翻弄されないようにお気をつけください。

おまけ

夜がある事は不幸ではないのでは?とも少し疑ってみてください。
(あなたの症状を軽く見ているのではありません
遊びと思って気楽に読んでください)
夜が不幸なのではなく、夜が来ることを恐れていることが、昼が去ってしまうことを悲しむことこそが、
不幸だともいえるのでは?
とちょっと思う事もしてみてください。

そうこうしているうちに、夏が来て、日が長くなっているかもしれません。

池田市の鍼灸南天では、
さまざまなお悩みに取り組んでいます。

肩こりはもちろん得意ですが、
なかでも、
頭痛、坐骨神経痛、
メンタル(パニック障害やうつ)、
婦人科(生理痛や不妊症等)

には当院の鍼灸をぜひお試しください。
池田市以外にも豊中市、川西市、箕面市、宝塚市など
大阪府北摂地域全域から多数ご来院頂いております。
池田市の鍼灸(はり・きゅう)南天