肩こりでご相談に来られる方は非常に多いです。
日本人は世界的に見ても肩こりの多い民族だとも言われます。
東洋医学では、肩こりの原因は、
気の流れの停滞「気滞」冷え、体の中の血液的な老廃物「オ血」同じく老廃物で、水っぽかったり油っぽい老廃物「痰湿」
等が原因で起こるとされています。
日本は湿度が高く、一年を通じてそれほど気温が高くないことから「痰湿」が溜まりやすいと言われます。
食事がおいしいのもそれに拍車をかけます。
痰湿はもともと食料からとった老廃物であることが多いからです。
湿度の高い低いは関係ないように思われるかもしれませんが、東洋医学では自然界と人間は無関係ではいられないと考えます。
外の湿気が多くても体には影響します。
痰湿は気の流れをとても悪くします。
日本人に肩こりが多いのはこれが原因です。
ちなみに痰湿が原因で肩コリのある人によくあるのが、「耳に水が入ったような耳のつまり感」です。
これも痰湿が原因です。

実際の鍼灸

鍼灸では上記の原因以外にもいろいろな要素を考えて施術を組み立てていきます。
体質、こっている場所などにも合わせます。

冷えから来る肩こり

お灸で体を温めます。
肩だけではなく、背中や手足にも温かいお灸や鍼をします。
冷えている人ほどお灸は気持ちいいですよ

気の流れの悪さからくる肩こり

鍼灸は気の流れを良くする最良の方法です。
肩はもちろん、(肩井や天柱など)
(手の合谷、手三里)
足のツボ(太衝など)
気の流れが悪いという事は筋肉が硬くなっているという事です。
そういった筋肉は過敏になっていますので、鍼で刺激すると「ピクンッ」と反応します。
しばらく刺激し続けると反応しなくなります。
鍼の刺激で緊張が解けて、筋肉が緩んだしるしです。

痰湿の肩こり

痰湿から肩コリになっている人はお灸や、鍼とお灸を組み合わせたものが適しています。
ツボは、コリの周辺と
豊隆や復溜(足にあるツボです。体のデトックスができるツボです)
老廃物をデトックスするように促します。

オ血からくる肩こり

オ血からくる肩こりの人は痛みに近い感覚、刺すような痛みがあったりします。
鍼が一番適しています。
「しょっちゅうマッサージ(もみほぐしなど)してもらってるけど全然よくならない」「どこにいってもガチガチですねって言われる」
人に比較的多いです。
鍼をするとズーンっと心地よく響きます。
うっ血しているので少しだけ出血するかもしれません。
オ血があると活性酸素が発生しやすく、血管がもろくなっているんです。
少し出血した方が症状が軽くなります。

肩こりにもいろいろある事、お解りいただけましたでしょうか?
肩こりでお悩みの方は是非当院へ

池田市の鍼灸南天では、
さまざまなお悩みに取り組んでいます。

肩こりはもちろん得意ですが、
なかでも、
頭痛、坐骨神経痛、
メンタル(パニック障害やうつ)、
婦人科(生理痛や不妊症等)

には当院の鍼灸をぜひお試しください。
池田市以外にも豊中市、川西市、箕面市、宝塚市など
大阪府北摂地域全域から多数ご来院頂いております。
池田市の鍼灸(はり・きゅう)南天