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不妊鍼灸を受けていただいている方からのご懐妊のお知らせを頂きました!

何度あってもこれはうれしいものです。心底ほっとしたします。
心拍の確認もまだですし、あまり大喜びしてもちょっととも思いますが、不妊鍼灸をやっていて良かったと思う瞬間です。
あとは出産まで見守りながら、当院なりの鍼灸でケアをさせて頂きたいところです。

不妊鍼灸で気血のめぐりを改善する

東洋医学には「気滞」(きたい)という考え方があります。
気のめぐりが悪いといういみです。
気のめぐりが悪いとはどういう意味かというと、
「心身がリラックスしていない」という意味です。
体には力が入り、筋肉にはいつも微妙な緊張があります。
心はストレスを常に感じています。

この気滞を改善することがまず第一段階です。

気滞が改善すれば気血のめぐりが良くなり、
妊娠しやすい体になってきます。

不妊鍼灸で生命力を養う

気滞の治療より時間がかかるのが、
「虚」を補う治療です。
虚とは足りない、空虚という意味で、大雑把に言えば虚弱体質の事です。
東洋医学には虚弱体質と一言に言ってもいろいろな種類があります。

気虚(ききょ)気の消耗
血虚(けっきょ)血の消耗
陰虚(いんきょ)体の陰の部分(物質的な部分)の消耗
陽虚(ようきょ)体の陽の部分(エネルギー的な部分)の消耗
腎虚(じんきょ)五臓六腑の腎の消耗や脾虚(ひきょ)同じく五臓六腑の一つ脾の消耗
これらもまだおおざっぱですが、東洋医学で考える不妊の原因です。

鍼灸はこれらの虚弱体質を改善することで自然に妊娠しやすい体に近づける治療法です。

不妊鍼灸は自然で体に優しい治療法

副作用が少なく体に優しい東洋医学の中でも鍼灸は特に素晴らしい治療法の一つです。
薬の様に摂りすぎて困るという事もありませんし、依存することもありません。
大昔の人が残してくれた贈り物です。
もちろん最新の医学による治療と並行していただく事も可能です。
鍼灸をしていると、鍼灸をしていない人に比べて、人工授精や体外受精の成功率が上がったという報告もあります。
最近では不妊クリニックでも鍼灸師が常駐していたりします。
大昔の治療法と最新の医学の治療法が同時に行われるなんて少し不思議ですね

不妊・妊活で頑張っているけれどもなかなか、という方、是非鍼灸を試してみてください。