関元はおへそと恥骨上端の中間から少し下
関元

関元は生命力を補うツボです。
東洋医学では妊活、不妊治療には生命力を高めることが必要と考えています。
虚弱な体質では余裕が無いので妊娠できない、できても維持できない。などのおそれがあります。
冷え性があったり、疲れやすかったり、下半身が重だるい、低血圧、朝が起きにくい、下痢、軟便、生理がダラダラ続く、などなどの症状がある方は特にお灸すると良いと思います。
下腹部にはこういった体の力を少しずつ高めていくような効能のあるツボが揃っています。
当院の妊活、不妊への鍼灸では使用頻度の比較的高いツボです。

東洋医学の鍼灸では、体の「流れ」を良くして「生命力」を高めることに重点を置くことが多いです。
ここを触ってみると、凹んでいたり、ふにゃふにゃだったりする方が多いです。
その場合は流れが悪いというより、生命力が下がっていると考えます。(その部分だけのはなしで、他の部分もみて、全体にどうなっているかの話のほうが実際の施術では大切になってきます)

鍼をしてもこの場所はあまり響く感じが起こりにくく、何も感じられない方がほとんどですが、お灸はとても心地よく感じます。お灸はただ温めているだけではなく、元気のない部分に熱の刺激を与え、機能を活性化する意味があります。
ここに鍼灸をしておくと他の全身の鍼灸もより効きやすくなります。

妊活、不妊の鍼灸は気になるけど鍼灸院にいけない、せめて自宅でお灸だけでも試したいけどどこにしたらいいかわからない。そんな場合はとりあえずここにお灸しておくといいでしょう。

場所はおへその真下のライン上 恥骨とおへその中点から少しだけ下です。ご自宅でお灸する場合は、高さは少々違ってても大丈夫です。

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