背中が痛いといって当院に鍼灸を受けに来られる方も多いです。
鍼灸はやはり痛みを抑えるのに有効です。
東洋医学に伝わるツボ(経穴)も背中にはたくさんあります。
背中には自律神経とかかわりの深いツボがたくさん集まってますので、
背中に痛みが無くても本当に良く使います。
背中のツボは、とくに精神的なストレスと関係があると東洋医学では言われています。
実際に当院ではどのような鍼灸をするのか、
当院に来られた患者さんを例にとって解説します。
仮にAさんとします。
Aさんの背中の痛みは4か月ほど続いているようです。
放っておいても治らないので受診されました。
痛い場所は三か所
肩こりも長年あるそうです。
お仕事はパソコンを使う作業が中心だとか。
早速背中に、といきたいところですが、
東洋医学では部分にとらわれず全体を見ます。
この方の場合は背中だけに鍼をするより、ほかの場所にも鍼をするともっと効果があります。
この方は背中の痛み以外にも喉が詰まるような、胃から喉にかけて何かが上がってくるような、
突き上げてくるような違和感があります。
これは逆気といって、本来下に行くべきものが下げられず、上に上がってきて苦しい状態です。
背中の痛みとは関係なさそうと思われるかもしれませんが東洋医学では関係大ありです。
同時に両方治療できるようなツボを選んだり、
全体の状態を整えるようなツボの組み合わせが必要です。
手足のツボを使ってまず鍼灸をします。
この時は手に鍼、足にお灸をしました。
この手足の鍼灸だけで治すくらいの気持ちで施術しています。
うつぶせで背中の鍼をします。
首からコリを探しながら丁寧に鍼をしていきます。
Aさんの背中の痛いところの近くにコリやツボ独特の反応が出ていますので、
そこを見逃さないように鍼を当てていきます。
上の絵のように、ツボには様々な反応が出ています。
肩甲骨の内側は横から水平に鍼をして肩甲骨にあてました。
そして少し方向を変えて肩甲骨の裏側に鍼を持っていきます。
これはAさん「気持ちいい」との事。
鍼をしたことのない人からすると意外に思われるかもしれませんが、
鍼はけっこう気持ちいいです。
鍼をしながらお灸をしていきます。
お灸も気持ちのいいものです。
チリっとするお灸もありますが、当院はあまり熱いお灸はしません。
ふわっとした熱が広がる感じです。
鍼をしたところの上からお灸をする場合もあります。
お灸は鍼の効果を高めてくれます。
全部で40分から50分くらいの施術でした。
(施術内容や所要時間はその時ごと最適なものに変わります)
一度の施術で症状はかなり軽くなり、三回の治療で気にならなくなったようです。
(効果には個人差があります)
池田市の鍼灸南天では、
さまざまなお悩みに取り組んでいます。
肩こりはもちろん得意ですが、
なかでも、
頭痛、坐骨神経痛、
メンタル(パニック障害やうつ)、
婦人科(生理痛や不妊症等)
には当院の鍼灸をぜひお試しください。
池田市以外にも豊中市、川西市、箕面市、宝塚市など
大阪府北摂地域全域から多数ご来院頂いております。
池田市の鍼灸(はり・きゅう)南天