肝斑は、ストレスやホルモンバランスとの関係が密接であるとも言われています。
当院ではストレスや疲れ、ホルモンバランスの改善などは常に気を配るべきところと認識しています。
人間の体は、視床下部という所でホルモンの調整をしていますが、この視床下部はストレスに弱いのです。
特に女性はストレスが体に出やすいので注意が必要です。
東洋医学はストレスを軽減する効果が非常に高いです。
また、東洋医学の考え方に基づいてきちんとした施術をすれば、
自律神経を調整する作用があります。
ホルモンバランスの改善を非常に自然なやり方で助けることができるのです。
実際にどのような鍼灸をするか
東洋医学的に脈診や舌診などの手法を用いてお体の状態を総合的に判断し、体質に合わせた経穴を選んでいきます。
東洋医学的には
- 気の流れが悪くなる「肝欝気滞」(かんうつきたい)
- 消化器系の疲れや老廃物の蓄積による「脾虚湿蘊」(ひきょしつうん)
- 過労による腎陰虚(じんいんきょ)や、肝腎の気血不足等が考えられます。
変わった言葉が出てきましたが気にしないでください。
一番の肝鬱気滞は要するにストレス状態です。
体の緊張状態が抜けずに、常に体のいろんなところに力が入っていたり、
ちょっとだけイライラしやすくなったり、
寝つきが悪くなったりします。
ストレスを軽減するツボと肝斑を治療するツボをミックスしてお顔だけではなく全体を治療していきます。
(基本的に美容鍼灸は全身治療です)
二番の脾虚湿蘊は老廃物が原因です。
体の自浄作用が弱くなった、または食べ物がちょっと良くない(甘いものや脂ものが多すぎる)ので自浄作用を上回ってる。
老廃物を外に出してきれいにする力が落ちてくると、
老廃物が溜まり、肝斑ができることがあります。
老廃物を排出、排毒する効果のあるツボ、体の自浄作用を高めるツボを状態に合わせて配穴(ツボの組み合わせ)し、美容鍼灸と同時に行います。
三番の腎陰虚、肝腎虚は過労、または先天的な元気不足
疲労が蓄積したりすると、生命力そのものが落ちてきます。
この場合、その表れが肝斑というわけです。
体の生命力を高めながら疲労を回復する施術を多くします。
体をいたわってあげることが必要です。
この3タイプに限りませんし、実際には複合的に混ざり合っています。
そのバランスを見ながら施術をしていきます。
常に体質に合わせた経穴を手足や体にとり、根本的な改善を目指しながらお顔にも美容鍼をしていきます。
お顔の経穴(ツボ)は細い針で局所に近い経穴を浅く刺していきます。
美容鍼灸に関してはこちらのページもわかりやすいかと思います
美容鍼灸は、美容整形のように劇的に変わるわけではありませんが、お顔の血行が促進され、新陳代謝が活発になります。
そして徐々に変わってきます。
そしてこれが美容鍼の良いところなのですが、表情が柔らかく、豊かになります。
表情が柔らかくなればその分、良い血行が保たれ、より良い肌を作れることになります。
肝斑は美容鍼をしていてもすぐにはなくなりません。根気よく粘り強く続けていかなければなりません。
お肌が入れ替わって新しく作られるのに時間が必要ですから。
しかもすぐにきれいなお肌が作られるわけではありません。
じょじょにじょじょに、薄皮をはいでいくようにゆっくり変わっていきます。
大阪池田市の鍼灸南天では、美容鍼灸も受けられます。
美容鍼灸は単なるお顔の美容法ではなく、
体の内面から健康な美しい人になるための東洋の知恵です。
是非一度お試しください。
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