妊娠の分娩後に腹痛が残ってしまう事があります。

東洋医学ではこの産後腹痛をいくつかの種類に大別することができます。

血虚

寒凝

血瘀

血虚は出産によって経脈が弱り、栄養できなくなったために痛むというものです。お腹がシクシクと痛む、肌が鮫肌、めまい、悪露が少ない等の症状を兼ねる事があります。

寒凝 東洋医学では冷気を寒と言いますが、寒は即痛みとなって現れます。寒は凝滞性を持ちます。お腹がギューーーっと縮こまるようなひきつるような強い痛みです。お腹を押さえられると不快感が強く出ます。悪露は出ないか少ないです

血瘀 悪露が完全に排出されるまでは血液の流れが悪いと考えますが、この時期に抑うつやイライラ、精神的ストレス等が重なると気の流れが悪くなり、悪露が綺麗に排出されず、古い血(瘀血)となって痛みます。

どれも鍼灸でかなり症状を改善することが可能です。