台風が近づいてくると調子を崩す患者さんが多いです。台風が遠くてもです。
「せっかく良くなっていたのにまた悪くなった。」
なかには、
「台風の時はいつも悪くなるから悪くなる前に来ました。」という方もおられます。
西洋医学では気圧の変化からくる自律神経の乱れと説明できます。
中医学では「風」「湿」の邪が体に悪影響を及ぼすと考えます。
強すぎる自然界のエネルギーです。
ある動物病院(関東)では台風が九州に上陸すると動物たちの調子が悪くなるそうです。
人間も動物も自然界と切り離しては考えられません。
「湿」が体にたまると、体が重だるくなったり関節に痛みを出したりします。
風邪(ふうじゃ)は湿邪などの他の気を引き入れるので、風湿の邪として入りやすくなります。
風邪は万病の元ですね。
風湿からくる関節の痛みやめまい、頭痛などにも鍼灸はよく効きます。
鍼灸を試してみてください。