体外受精の成功率を上げるために不妊鍼灸を受けていただいていた患者さんから、妊娠したとのお知らせを受け取りました!
新年早々嬉しい嬉しいお知らせです。
40歳の方なのですが、今回の体外受精がだめならもう子供はあきらめるとおっしゃっていたのでこちらも必死です。
どうだったかな?などと気をもんでいたのですが無事妊娠できたとの事。嬉しい限りです。
通常40歳の体外受精の成功率は28パーセントほどですから、本当にほっとしています。
人工授精と体外受精 年齢と成功率
しかしこれで終わりではありませんので、より良い状態の維持、安産、産後ケアも協力させていただけたら嬉しいですね。

さらに、他の方からも年賀状で出産のお知らせもいただき、幸先のいいスタートができました。

患者さんの人生に少しでも関わらせていただくだけでもうれしい事ですが、こうして妊活のお手伝いから妊娠中のケア、産後ケア、小児鍼等、永く関わってお手伝いできる事に無上の幸せを感じております。

目次

どんな治療が体外受精の成功率を上げるのか

体外受精の患者さんにはこのツボ!
というものが決まっているわけではありません。
人それぞれ、同じ人がいないように、鍼灸治療にも同じものはありません。

この方は「気滞」「湿」「オ血」の観点から不妊鍼灸治療をしました。

気滞

気滞というのは気の流れが悪くなる状態を指します。
筋肉が固くなり、循環が悪くなり、体が休まらない状態です。

気滞は万病の元、鍼灸は気の流れを良くする事が最も得意です。

湿

これは東洋医学で言う余計な水のような老廃物です。
これもまた気の流れを阻害します。

鍼とあわせてお灸を上手に使っていく必要があります。

オ血

湿と違い、血液的な老廃物です。
古血ともいいます。気滞が長く続くとオ血になりやすくなります。

オ血があると子宮内膜の質が悪くなったりと良いことはありません。
時には吸い玉と特殊な鍼を併用することもあります。

これらを鍼灸で体質改善していくには、全身の経穴を吟味し注意深く観察しながら治療を進めていかなければなりません。

手足のツボの組み合わせで全身状態を調整しながら背中や腰、お腹等全身の経穴を使います。

鍼灸治療は痛いというよりも効いている、気持ちがいいと感じる方の方がむしろ多いです。
体外受精でなかなか成功しないという方、体外受精にかかわらず、胎児によりよい環境をとお考えの方、ぜひご相談下さい。

誠心誠意対応させていただきます。

患者様の声 池田市 40歳 女性
5カ月たってアンケートにお答えくださいました。
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