池田を面白くする「おたなKAIWAI」のお灸講座の日程を、池田市の「広報いけだ」に載せていただきました。image

今回もお灸各種を実際に体験していただいたり、東洋医学の基本的な考え方をなるべくわかりやすいようにご紹介します。

今回予定しているお灸講座の内容は

お灸の種類

お灸には多彩な種類があります。当院はもともと使い分けるお灸の種類が多いので、症状や体質に合わせて10種類以上の使い分けをします。
そのお灸の使い方や特徴を解説します。
体に直接、艾(もぐさ)をのせるやり方以外にも隔物灸と言ってお灸の下にショウガやニンニク、中にはトリカブトなんて意外なものを置く事もあります。
ほかに、中国では主流となっている棒灸、箱灸などの温灸
鍼の頭にお灸をくっつける灸頭鍼
布の上からお灸を押し付ける押し灸(熱くないお灸です)
等をご紹介します。

東洋医学や鍼灸の基本的な考え方

実は鍼灸でツボを選ぶときは、「この病気にはここ」「この痛みならここ」という決まり切った選び方はしません。
それは東洋医学というよりツボ療法です。
東洋医学では人体の「気血水」「五臓六腑」や「経絡」などの偏りや滞りを「陰陽五行」などの考え方から、望診、問診、聞診、舌診等を用いて導き出し、その人の状態を可能な限り東洋医学的に理解し、そのうえで最適なツボの組み合わせを考えていきます。
難しい話にならないように、かみ砕いて東洋医学の根本的な考え方からご説明します。
そこまでご説明した上で、皆さんには簡単な灸点(お灸のツボの位置)の選び方をお教えします。

それぞれのお灸を体験 実践

各種お灸の中から特に、ご自宅でも使っていただきやすい簡単なものをチョイスして、お一人ずつご自分にお灸を据えていって頂きます。熱くないですし、熱かった時の対処法などもお教えします。
一番扱いやすいせんねん灸のようなワンタッチタイプの温灸から始めていただき、状況に応じて棒灸や知熱灸を体験していただきます。
たとえ失敗しても大丈夫なように近くで見せていただきながらですのでご安心下さい。
お一人ずつ十分に理解していただきやすいように、少人数制にしております。